しげとく和彦
  • ホーム
  • プロフィール
  • 過去の新着情報(バックナンバー)
  • 岡崎市・西尾市・幸田町の皆様へ
  • 国会活動(議員ランキングで2国会連続「3ツ星」に!)
  • 政策・理念
  • 活動を動画で
  • FM岡崎・CBCラジオ出演番組
  • 写真ギャラリー
  • 後援会のご案内
  • 資料集

○重徳和彦君 社会保障を立て直す国民会議の重徳和彦です。

  森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律案に賛成、その他三本の法案に反対する立場から、会派を代表して討論を行います。(拍手)

  初めに、森林環境税についてです。

  二月十五日の本会議質問で述べたとおり、森林環境税は、森林資源管理の財源としてだけでなく、税を通じて、都市住民も含む全ての国民に森林の恩恵、保全への理解を広げる施策として、日本の国益に資する重要な制度と捉えております。

  ただし、その制度設計については幾つか疑問があります。

  まず、森林環境税の導入時期は、この四月から始まる新たな森林経営管理制度とセットでスタートさせ、国民の皆様に受益と負担を理解し納得できる制度とすべきなのに、何の関係もない個人住民税均等割千円上乗せの終了時期まで五年待ち、その間は税収を前借りする形で財源調達するのは、財政秩序の上でも、健全な方法とは言えません。

  また、森林環境税の市区町村への譲与基準として、森林面積と林業就業者数のほか、人口割を三〇%分設け、都市部での木材利用の促進や普及啓発をも使途対象とするとのことですが、県と比べてエリアの狭い市区町村が川上、川下で連携し好循環を生むという政策目的が、インターネットなどによる使途の公開のみをもって制度的に担保されるとは言えないでしょう。

  まして、国内の森林整備という政策目的からすれば、外国産の木材利用に充てることは明らかに目的に反するにもかかわらず、これを国が禁ずることはWTO協定の内外無差別の原則から適切でなく、自治体において検討すべきとの答弁があり、ここにも大きな不安が残ります。

  これらの課題は、森林環境税の制度を運用する上で極めて重要な点ですので、法律の施行後もしっかり監視すべきことをここに指摘した上で、本法案に賛成いたします。

  なお、国土保全に関連し、私が本会議で質問した我が国の国境離島や防衛施設周辺等における外国人や外国資本による土地の買収に関して、安倍総理は、国家安全保障にかかわる重要な問題との認識は示したものの、現在、土地や森林の所有状況の把握を行っているのみであり、必要な施策について検討を行っていくと述べるにとどめていることに強い憂慮の念を申し上げたいと思います。

  この問題を放置すれば、国防はもちろん、食料や水資源といった日本人の生存にもかかわる安全保障上の致命的な問題になりかねません。私たち国会議員一同が、法的な問題を乗り越え、国際交渉においても強い意思を持って一致して取り組む必要がある、国家の重要課題ではないでしょうか。

  次に、特別法人事業税及び特別法人事業譲与税に関する法律案についてです。

  地方法人税収の東京一極集中は強まる傾向にあり、自治体関係者からすれば、幾ら企業を誘致しても税収がなかなか増加しない状況を生んでいます。

  しかし、法人事業税の一部を国税化し、国が一旦吸い上げて地方に再分配するやり方は、いかにも中央集権的です。

  本来は、現行の分割基準を変更し、例えば、地方法人税収の帰属について、利益でなく売上げに着目するとか、地域ごとに発生した付加価値を積算するなど、新たな課税の仕組みを検討すべきです。

  また、この際、法人事業税の一部を正規の国税の法人税とし、その分、消費税を地方税源に回す、いわゆる税源交換についても、今こそ検討を進めるべきでございます。

  地方税源の強化こそ、地方自治の体制強化につながるのです。

  この数十年、国政、地方政治にかかわる方々が積み重ねてきた地方分権の歩みを安倍政権は軽く見ていると言わざるを得ず、この法案に反対いたします。

  最後に、地方税法等の一部を改正する法律案及び地方交付税法等の一部を改正する法律案については、地方自治体の安定的な税財政運営のため必要な改正が含まれているものの、これらの法案は消費税増税を前提としたものであり、参議院定数六増のゲリマンダー政治は言うに及ばず、社会保障改革の立ちおくれ、大盤振る舞いの消費増税対策など、消費増税を容認できる状態とは到底言えない以上、総合的に判断して、反対することにいたします。

  以上で討論を終わります。ありがとうございました。(拍手)

○議長(大島理森君) これにて討論は終局いたしました。

  • 国会論戦の会議録
    • 予算委員会第5分科会R2.2.25
    • 農林水産委員会R2.3.11
    • 安全保障委員会R1.12.5
    • 内閣委員会R2.3.11
    • 総務委員会R2.2.18
    • 総務委員会R2.3.17
閉そく感 突破! しげとく 和彦

しげとく和彦ブログ

 平成28年11月30日~

 (それ以前のブログはこちら)


しげとく和彦語録

-------------

現場に飛び込み、声なき声を聴く!

 政治家の基本は、現地現物。私には親譲りの地盤もお金もありません。現場に飛び込み、皆様一人ひとりの「声なき声」を聴いて回り、理想の地域と国家を実現する「一番身近な政治家」を目指します。

 ---------------

「増子化」社会をめざす!

 日本の将来の閉塞感は、ひとえに人口減少が原因と言っても過言ではありません。「少子化」なんて先細りの寂しい言葉でなく、誰もが子どもを産み育てたくなる温かい地域社会をめざし、末広がりの「増子化」政策に取り組みます。

 ---------------

オリンピック効果を地方にも! 

 2020年東京五輪の招致活動に関わった者として、開催決定は喜ばしいですが、首都圏へのインフラ投資ばかりが目立ちます。老若男女が参加する地域スポーツや地域が誇る文化を活性化し、世界に発信・交流するチャンスにしていきます。

 ---------------

アレルギー対策を!

 食べ物、花粉症、アトピー、ぜんそく・・・。アレルギーは、日本人の国民的疾病とも言えますが、対策はまったく不十分。しげとく議員の初めての立法は、「アレルギー」の文言を日本の法律に初めて位置づけたことでした。

---------------

 「道州制を実現する会」

 平成12年杉浦正健元法務大臣とともに、明治維新以来の47都道府県を10程度の自立した道州に再編しようと、議員連盟「道州制を実現する会」を立ち上げました。各道州が独自戦略で世界各国と通商貿易を行うなど活気ある地方を創造します。

概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ
ログイン ログアウト | 編集
  • ホーム
  • プロフィール
  • 過去の新着情報(バックナンバー)
  • 岡崎市・西尾市・幸田町の皆様へ
  • 国会活動(議員ランキングで2国会連続「3ツ星」に!)
    • 国会論戦の会議録
      • 予算委員会第5分科会R2.2.25
      • 農林水産委員会R2.3.11
      • 安全保障委員会R1.12.5
      • 内閣委員会R2.3.11
      • 総務委員会R2.2.18
      • 総務委員会R2.3.17
  • 政策・理念
  • 活動を動画で
    • 地方創生特別委員会
    • 当選前の映像
    • 予算委員会
    • 激論コロシアム!
  • FM岡崎・CBCラジオ出演番組
    • FM岡崎~2021年 出演番組
    • FM岡崎 ~2019年 出演番組
    • FM岡崎 2017年~ 出演番組
    • CBCラジオ「国会ふるさと便」
  • 写真ギャラリー
  • 後援会のご案内
  • 資料集
閉じる