しげとく和彦の主要政策1
「世界一の教育特区」
教育って、誰の役割なのでしょうか?
誰もがまず頭に浮かぶのは、学校や教育委員会。
でも、「教育」という名のつくものなら、何でもかんでも学校の役割とは言えないはずです。
なのに現状は、あまりに多くのことが学校の役割になってしまい、
教師があまりに忙しくなりすぎて、本来やるべき仕事に専念できない状態になっています。
実際、多忙の理由を教師の方々に聞いてみたところ、
「以前に比べて、IT教育、英語、総合学習、職場体験、食育、防災防犯、租税・金融、学級崩壊、
モンスターペアレント対応、学校評価、研修義務化などなど、色んな仕事が増えすぎて・・・・」。
これでは、子どもと向き合う時間が減る一方なのも分かります。
その上、例えばいじめの問題が発生すれば、学校は責任追及をおそれるあまり、
情報公開に及び腰になり、さらに「隠ぺい体質」のレッテルをはられる悪循環。
これでは、教育現場への信頼そのものが損なわれてしまいます。
ある調査によると、小・中・高・大と進学するにつれて、
将来進みたい道が分からなくなる若者が増えていく傾向があるそうです。
就職して3年以内に辞める若者が多いのは、その現れとも考えられます。
社会で活躍する人材をつくる上で、教育は、どうあるべきなのでしょうか。
そこで、私は「世界一の教育特区」構想を打ち出し、日本の教育事情を大転換しようと考えています。
この特区内の教育者は、学校の教師だけではありません。
地域で暮らすすべての大人が「先生」なのです。
IT企業の技術者が、実社会で役立つITスキルを伝授する。
国立研究所の研究員が、科学研究の面白さを伝える。
農家の方が、田植えから収穫まで、コメ作りを教える。
お寿司屋さんがお寿司の握り方を指導する。
企業経営者が、創業から日々の経営まで、その苦労と喜びを教える。
デパートの店員さんが、お客さんへの接客の仕方を教え込む。
「先生」は、現役社会人だけではありません。
年輩の方が、得意な技術や経験から、ものづくりや囲碁将棋、料理を教えたり、
海外経験豊富な元サラリーマンが、生活習慣の違いを伝えながら、生きた英語を教えたり。
そしてもちろん、一番の先生は、学校の教師です。
教師が本来の仕事に打ち込み、親や地域との良好な関係のもと、
子どもたちとしっかり向き合うことが、何より重要なことです。
こうした特区のプログラムの実現にあたっては
、関係者を縦横無尽につなぐコーディネーターの存在も重要です。
この特区では、子どもたちや大人同士で教え合い、
高め合うので、地域は「人材」を超える「人財」の宝庫になります。
広く横断的な視野を得て、新しいビジネスモデルや発明が生まれます。
自らのスキルを生かして起業したり、より良い仕事を求めて転職する機会も増えます。
日本の最大の資源は、「人材」です。
その人材の力をフルに発揮するための、これぞ「地域の教育力」です。
この特区は、西三河から新しい時代を切り拓く起爆剤となるでしょう!